ハンセン病とは

ハンセン病を御存じですか?

みなさんはハンセン病という病気を御存知でしょうか? ハンセン病の元患者さん達は、国の政策により、強制的に隔離され、施設に何十年間も強制的に収容されてきました。そして、施設の中では、強制労働、監禁、断種、堕胎などを強要され、「人間」として享受すべき権利を奪われ続けてきました。

本当にそんなことがあったの? と、にわかには信じ難いような数々の事実が「らい予防法」等の法律の下に行われてきたのです。1996年、「らい予防法」は廃止されたものの、国は、ハンセン病元患者さん達に対してとってきた誤った政策について何らの反省も示しておりません。

ハンセン病元患者さん達は、1998年7月に熊本地方裁判所において、1999年3月に東京地方裁判所において、1999年9月に岡山地方裁判所において、国の責任を追及し、またハンセン病に対して根強く残る偏見差別を取り除くため、訴訟を提起しました。
私達弁護団も、みなさんにハンセン病についての正しい知識と、国の誤った政策の実態を正確に理解していただくため、これからも情報を提供してまいりますので、ご支援、ご賛同のほどよろしくお願いいたします。