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統一要求書を舛添厚生労働大臣に提出しました。

統一交渉団(ハンセン病違憲国家賠償訴訟全国原告団協議会・全国ハンセン病療養所入所者協議会・ハンセン病違憲国家賠償訴訟全国弁護団連絡会)は、平成21年度ハンセン病問題対策協議会に向けて、統一要求書を舛添厚生労働大臣に提出しました。
主な内容は以下の通りです。

  1. 謝罪・名誉回復について
    追悼の碑の建立などを求めています。
  2. 社会復帰・社会内生活支援について
    退所者の入院制度の創設、退所者給与金の物価スライド制の導入などを求めています。
  3. 在園保障について
    職員定員の削減の停止、医師の確保などを求めています。
  4. 真相究明等について
    重監房再現の早期実現、各療養所の歴史的資料について学芸員を配置することなどを求めています。

ハンセン病問題対策協議会とは

ハンセン病問題対策協議会は、熊本地裁判決直後の首相談話を受け、厚生労働副大臣を座長とし、厚生労働省と「統一交渉団」との協議交渉機関です。「統一交渉団」とは、(1)原告団、(2)全療協、(3)弁護団の3団体で組織されています。

この協議会においては、両者が事前に議題設定された事項について要求と回答を行い、さらなる摺り合わせを実施し、政策立案・実施に向けた作業を協同して実施する、という形式で議事がなされています。