トピック

2017年度の定期協議会が開かれました。

2017年6月22日

2017年6月22日、都道府県会館において、2016年度の定期協議会が開かれました。

座長は、古屋範子厚生労働副大臣です。

国立ハンセン病資料館の運営について、厚生労働省は統一交渉団の意見を十分に聞きながら行っていくことが確認されました。

退所者の足底穿孔症の治療等のサポート体制を十分なものとするよう、退所者の相談体制をさらに充実させることが確認されました。

医師の確保について、現行の法律や制度を前提とする限り限界があることを確認し、法改正や制度改正も含めて確保を目指すことが確認されました。

そして今年度、秋口を目途に、医師確保に特化した作業部会を開催することを確認しました。

入所者の臨床・生活上の倫理・人権問題を扱う委員会組織について、今年度も厚生労働省、施設長、統一交渉団による協議の場を持つことが確認されました。

厚生労働省は、各療養所にある歴史的建造物・史跡等の保存に関し、平成26年度に3年間で緊急に補修を要するものとして6箇所を確認しており、うち4箇所については平成28年度までに補修がなされるはずであったものの、うち1箇所しか補修されていないことについて、謝罪しました。
そして、今年度中に5箇所の補修を実施し、さらに平成30年度以降も必要な補修を継続して行っていくことを確認しました。